身の回りには多くの海外製品がありますが、それが「高額なもの」や「仕事で使うもの」ともなれば、日本製:国産に拘る方も多いのでは無いでしょうか。
例えば、企業や事業所などが防災(停電)対策で使用する「ポータブル電源(蓄電池)」の場合は、国産メーカーが圧倒的なシェアを独占していますが、農業や林業などで使用する「産業用ドローン」についても同じように考える方も多い筈。
そこでこの記事では・・
記事のポイント
産業用ドローンの国内メーカー|東大阪にある株式会社マゼックスの概要
累計販売台数が最も多い農業用ドローンの解説
コスパ最強の国産農業用ドローン
について解説をします。
農薬散布に農業用(産業用)ドローンの導入を検討しはじめた農業関係者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
東大阪が生んだ「国産の産業用ドローン」
東大阪(東大阪市)は、生駒山系の緑に囲まれた自然環境の豊かな山々の麓にある「町工場と住宅地が共存する街」ですが、「花園ラグビー場」がある事でも有名な街です。
また、同市はものづくりが盛んな事でも知れらておりますが、誰もが一度は利用したことのある「回転寿司」も東大阪が発祥です。
そんな街「東大阪」にあるのが、国産の産業用ドローンを提供してくれる会社「株式会社マゼックス」です(以下:マゼックス)。
会社概要
所在:大阪府東大阪市川田4丁目3番16号
創業:2009年12月
設立:2017年4月
売上:2021年度は922,219,000円(税込)
同社は産業用ドローンの製造・販売を中心に、修理や操縦指導・各部品の販売、コンサルティング業務(農業関連事業)も行う「産業用ドローン専門」の企業です。
マゼックス農業用ドローン|コスパ最強の「飛助mini」
ここからは、マゼックス農業用ドローン|コスパ最強の「飛助mini(とびすけミニ)」について詳しく解説をします。
同機体は国産の農業用ドローンの中でも「累計販売台数No1の実績 ※2021年・2022年国産農業用ドローン数量及び売上金額シェア調査(ESP総研調べ)」の実績を誇る、同社の中でも主力商品の一つです。
おすすめのポイント
低燃費で広い散布面積
狭い場所でも扱いやすい直感操作
シンプルで使い易い操作性
年間の保険料・点検料がローコスト
長寿命バッテリー
出荷台数が多いのでコストカットが実現
機体の重量が「6㎏」の軽量設計
折りたたんで収納ができるコンパクト設計
軽トラックへの積み込みも楽々
飛助miniは、日本の圃場に合わせて開発されているため、本当に必要な機能だけを厳選する事で「低コスト化を実現」した機体です。
ここからは、飛助miniの優れたポイントについて更に詳しく解説をします。
中山間地での使用に合わせた「タンク容量」
従来の機種からタンクの容量を「約30%UP」させた事により、小型機でありながら「多種多様な薬剤や圃場」に対応する事が可能となり、生産性の向上と省力化に成功。
バッテリー容量を限りなく最適化
飛助miniの推進部品・バッテリー・プロペラなどの最適化を計る事で「機体重量」の軽量化に成功し、24inchの大型のプロペラとブラシレスモーターのパワーで「低回転でもトルクのある飛行」を実現。
その結果、1つのバッテリーで「合計1ha(ヘクタール)」の散布が可能となり、小さな複数の圃場でも作業効率を損ねる事がありません。
優れた操作性
ドローン初心者でも簡単に操作(散布)が出来るように、GPSを駆使した「直進アシストモード」が標準で装備されます。
また、飛行経路がずれる事もなく飛行速度も「15㎞で固定」され、散布装置も縦移動(下図の実線方向)の時だけ起動するように制御されています。
また、地形に合わせて高度を保持するための「高度レーダー」もオプション設定で選ぶ事ができるため、起伏のある圃場にも対応する事が可能です。
コスパが良いだけでは終わらない|飛助miniの優れた性能
コスパを重視した産業用ドローンとは言え、「東大阪が生んだ国産の産業用ドローン」だけの事はあり、機体の性能も抜群に優れています。
ここがポイント
優れた性能:①強固な防塵・耐薬・防水性
過酷な環境下でも最高のパフォーマンスが発揮できるように、飛助miniに搭載されるブラシレスモーターは「防水防塵加工と内部冷却機構」で構成されています。
また、機体のプロペラは「高強度の炭素繊維」で造られており、保管時に於いては「プロペラを折りたたむだけで収納」する事が可能です。
このように飛助miniは、コスト削減だけでは無く作業性の向上も視野に考えられた「国産の農業用ドローンで累計販売台数1位」の実力に見合った性能を保持している機体なのです。
ここがポイント
優れた性能:②独自の制御装置
飛助miniは使いやすさにも拘り、同機体にはマゼックス独自の耐衝撃性に優れた「制御装置(フライトコントローラー)」が搭載されます。
それにより、上空を飛び交う多くの人工衛星からの距離を測定する事で機体の位置を正確に保つ事ができ、安定したホバリング性能を保ちながら、操縦者の負担も軽減してくれます。
また、車に搭載される「カーナビ」のように、ビルの谷間や山間部などの電波が届きにくい環境では位置情報が大幅にずれる事がありますが、飛助miniのフライトコントローラーは「複数の人工衛星からの距離を測定」することが出来るため、位置情報の「精度」も極めて高いのが特徴です。
これにより、GPSのロストも大幅に低減する事が可能になります。
優れた機能は他にも
ご紹介した以外にも飛助miniには優れた機能が多く搭載されますが、ここでは簡単にその概要についても触れておきます。
ここでのポイント
大口径の薬剤投入口
レヒラー(Lechler)社製の高性能ノズルを搭載
プロポも国内メーカーなので安心
農薬が散布される「ノズル」には、ドイツのスプレーノズルメーカー「Lechler(レヒラー)社製」のものが使用されていますが、同社は欧州No1のノズルメーカーです。
国産ドローンとは言え、農薬の散布性能に拘った結果が「Lechler(レヒラー)のノズルを採用」するに至ったと推測する事が出来ます。
まとめ
この記事では、【産業用ドローン・農業】納入実績とコスパで選ぶ|東大阪が生んだ信頼の国産ドローン|マゼックス:飛助mini(とびすけミニ)について解説をしましたが、最後にポイントを整理しておきます。
記事のまとめ
国内生産数No1の農業用ドローンを製造する企業は「東大阪の株式会社マゼックス」
コスパ最強の農業用ドローンは「飛助mini(とびすけミニ)」
日本の圃場に合った「軽量コンパクト設計」
1つのバッテリーで「合計1ha(ヘクタール)の散布」が可能
初心者でも直感的に操作が出来る機能が搭載
防塵・耐薬・防水性に優れている
独自の制御装置により高いホバリング性を実現し、操縦者の負担を軽減
ドローンは海外メーカーの製品が大きなシェアを占めていますが、国産の農業用ドローンに拘りのある方は「マゼックスの飛助mini(とびすけミニ)」は、かなりおすすめの一台です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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